5月15、16日、前年度復興支援リストバンド販売の収益を義援金として福島県浪江町、宮城県気仙沼市の両市町に届けてきました。
一昨年現地を訪れたときに比べると、瓦礫や倒壊した建物など片づけられてはいましたが、まだまだ復興には程遠い状態でした。両市町の方からは、まだまだ皆 さんからの支援が必要ですということを言われたのと同時に、リストバンドの販売にご協力いただいた皆様に御礼と感謝の言葉を伝えて欲しいとのことでした。
今回印象深く心に残ったのが、福島県浪江町の担当の方に「もし機会があれば伊那にも遊びに来て下さい。何も無いところですが…」というと「何も無くない じゃないですか。綺麗な山があり、綺麗な水があり、綺麗な空気がある。それだけで充分ですよ。」と言われたことでした。被災された方々にとっては、今まで は当たり前だった何気ない事さえも今は当たり前では無くなってしまっています。
現地に赴き、話を聞き、現状を自分の目で見ると、写真や映像では伝わらないこと、実際にその場に行ってみないと感じ取れないことがたくさんあります。ただ、 辛く悲しいことばかりではなく、現地では復興に向け元気に頑張っておられる方もたくさんいらっしゃいました。是非機会があれば、一度訪れてみてほしいと思 います。
伊那商工会議所青年部では、微力ではありますが、これからも引き続き復興支援事業を続けてまいりますので皆様のご協力の程よろしくお願い申し上げます。